実写版ヤマト観ました! さてその出来はというと…

久しぶりのブログ更新です。

今日は友人達と、実写版ヤマトを鑑賞してきました。

ざっくりと感想をまとめておこうかなと思います。

言いたいコト、突っ込みたいトコ、沢山ありますが、全体としては良くまとめた方だと思います。
アレだけのストーリーですからそもそも一本の映画にまとめるのが無理な話です。

実写化にあたり、設定とストーリーのかなり大胆な改変はありますが、オリジナルと同じコトをやっても仕方ないですし、その意味では概ね納得の行くストーリー展開ではありました。

先にいろいろな評論家達がいろいろと書いており、特に多いのがストーリーとして破綻している所が多いというものでした。

確かにそうなのですが、それは例えば「ウルトラマンは始めからスペシウム光線を使えばいいのに」的な物であって、特にこれまでのヤマトの世界観を考えれば、執拗にそこを責めるような物でもないという気はしました。

それより気になったのは、いろいろと詰め込みすぎている割には、ヤマト自身の戦いは淡白だったなァというコト。
予告編で期待した割には、あれが全てかい!って感じ(まぁ、映画ってみんなそゆとこありますけど…)

僕が個人的に最も不満な所はヤマト発進のシーンと、初のワープ、そしてガミラス本星での戦いぶりです。

ここからはかなりのネタバレがあります。これから映画をご覧になる方はご遠慮ください。

ヤマト発進のシーンはもう少しじっくりと描いて欲しかった。
ここは映画序盤のキモですから。
発進の時にいきなり波動砲発射。これはまぁいいとして、初のワープにはもう少し時間を割いて丁寧に描いて欲しいと感じた。いとも簡単にワープして、はい、成功!って、これはちょっとなぁー。
ワープに限らず、何もかもがあっさりと順調にクリアされてしまい、そこになんの緊張感もない。
映画全体の展開が全てにおいてあっさりとしている。

全ての出来事に唐突感があるよねと友人は言っていたが、その通りで、限られた上映時間の中でまとめる苦労はわかりますが、全体のストーリーが安っぽく感じてしまう。

あ、安っぽいと言えば、これは予告編を観ていた時から気になっていたのですが、あの主砲の回転なんなんすかねぇ。くるんくるんやたら早く回転してましたけど。オモチャみたいでせっかくのヤマトの重厚感が台無しなんですけど。あの監督どういうセンスしてんだろ。

ロケットアンカーが一度も使用されないというのも寂しいです。

友人と話していて意見が一致したのだが、時間経過がもう少し見えやすくなれば、いくらかわかりやすくなるのではないか、と思えた。

例えば要所要所にテロップで「ヤマト発進から31日」と出すとか。
イスカンダルのカプセルを拾ってから発信までの展開が余りにもあっという間にご都合主義で進んでしまうので、例えばあそこで「1ヶ月後」といったん話を区切るとか。

テロップがウザいというのであれば、沖田艦長に航海日誌を付けさせるとか。
時間経緯が何かしら見える工夫があれば、もう少し唐突感が解消されるように思えたのですが。

ガミラス本星の戦いでヤマト自体が全く活躍しないというのはいただけない。
あそこで「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」をやりたかったのはわかるが、ガミラス本星の上陸の前に、ヤマト対ガミラス本星の戦いを描いて欲しかった。
本星との戦いでヤマトがボロボロにやられ、最後の手段として本星に乗り込む、
という方が、盛り上がったように思えるのですが、どうでしょう?


いいところももちろんありました。
オリジナルとはかなり違う展開とはいえ、随所に古いヤマトファンをクスっとさせるシーンがありました。

個人的にはブラックタイガー隊の山本が、古代をかばって撃墜される時の、敬礼のシーン。
アレはオリジナルを思い出させ、ぞくっとしました。

ガミラスのステルス機が、第三艦橋に貼り付くシーンはドメル将軍との戦いからの引用でしょう。あそこで、古代が第三艦橋に残された部下を見捨てて、切り離しの命令を出すという苦渋の決断を迫られるくだりは、大変良かったと思います。アレをきっかけに、古代と沖田艦長との間のわだかまりが解かれるというのはなるほどと思いました。
(ただ、直接手を下した森雪に、いきなりぶちゅ!はねーだろ。そして波動砲発射…)

イスカンダル=ガミラス本星という設定もアイデアとしては面白いと思いますし、またイスカンダルからのメッセージには実は放射能除去装置の話はなく、沖田艦長の大きな掛けだった、というのも少々無理は感じますが、アイデアとしては良いのではないでしょうか。

ようするに、ひとつひとつのアイデアは面白いのですが、どれもイマイチ熟れてない、だから映画全体もイマイチ感が拭いきれない、 そんな感じですかねぇ。

それにしても古代君の「波動砲」は一発一中なのね(爆)おみごとでつ♪

一番評価できる点は、昨今の映画が必ず続編に走るのに、本作はそれをいっさい絶ち、これ一本で完結させた…コトかな?(苦笑)

全体としての評価は「努力賞」てとこでしょうか。(★★★☆☆)
ただ、この歳になって、またヤマトを語れる機会を与えてくれたコトに、素直に感謝しましょう。

でも山崎監督、もうSFは撮らないでね。

見よヤマトの勇姿!
「山崎監督に伝言しますか?」

「バカめと伝えてやれ」

「は?」

「バ・カ・め、だ!!!」




SPACE BATTLESHIP ヤマト (小学館文庫)
小学館
涌井 学

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by SPACE BATTLESHIP ヤマト (小学館文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

ガルマン・ガミラス戦闘空母 (宇宙戦艦ヤマト)
バンダイ

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ガルマン・ガミラス戦闘空母 (宇宙戦艦ヤマト) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

ZONDER
2010年12月12日 06:39
「地球絶滅まであと○日」の緊張感はとっても大事だと思います。あれがあったからこそ、「猿の軍団」や「ハイジ」を見ずに「ヤマト」を見てたのですから…。
のびた
2010年12月12日 06:58
アレあってのヤマトでしたからねぇ…今回は人類滅亡までの期間を明確にしなかったというのも、変なところでリアルさにこだわってたよねぇ…

この記事へのトラックバック